直したあとの5分点検

広告表現の危なさは、書いた瞬間ではなく、公開されている時間の分だけ積み上がります。

スマホだけでできる5手順です。チェックはこの端末に保存され、次に開いたとき前回いつやったかが出ます。

無料・登録不要/所要5分/印刷もできます
この道具をつくった理由
NGワード集も、毎日の自動点検も持っていました。それでも、直したはずの「No.1」が公開ページに8日間残っていました。

2026年8月7日に、私たち自身が見つけたことです。原因は2つでした。①直した内容が公開側へ反映されていなかった(手元では直っている)。②毎日動かしていた自動点検が、ページの中身を読み取れないまま「異常なし」と数えていた

つまり、言い換えの一覧は「書くとき」の道具であって、事故が起きるのは直したあとです。ここを見る道具が世の中にほとんど無かったので、自分たちの失敗をそのまま手順にしました。

5分点検(タップでチェックが付きます)

0 / 5 まで確認しました 0% 前回の点検:まだ記録がありません
手順 1
スマホの「シークレット(プライベート)」で、自分のページを開く
iPhone / Safari:タブのボタン →「プライベート」→ URLを開く
Android・PC / Chrome:右上の「⋮」→「シークレット タブ」→ URLを開く
いつも使っているブラウザは、前に見たときの古い表示を覚えていることがあります。直した本人の画面だけ直って見える、がここで起きます。お客様が実際に見ている状態に近いのは、こちらです。
手順 2
下の6語を、ページの中で検索する
iPhone / Safari:共有ボタン →「ページを検索」
Android・PC / Chrome:「⋮」→「ページ内検索」
語をタップするとコピーできます。貼り付けて検索してください。
1語ずつで構いません。1か所でも出たら、その1か所だけ見に行きます。ページ全体を読み直す必要はありません。読み直すと、書いた人ほど見落とします。
手順 3
直した日と、公開ページの更新日が合っているか見る
ページ下部の更新日、または制作会社からの「更新しました」の連絡日を見ます。合っていなければ、直したのに届いていない状態です。
私たちが8日間気づけなかったのは、ここです。手元のファイルは直っていました。直っていなかったのは、お客様が実際に見ているページのほうでした。「直しました」と言われた日から数えて、実際の表示が変わったかを一度だけ確かめてください。
手順 4
点検の道具を持っているなら、わざと壊して試す
「絶対に痩せます」のような、明らかに引っかかる文をテスト用に入れて、ちゃんと警告が出るかを見ます。出たら消します。出なければ、その道具の「異常なし」は数えても意味がありません。
私たちの自動点検は、ページの中身を読み取れずに門前払いされていました。それでも画面には「異常なし」と出続けていました異常を見つけない道具と、異常を見られない道具は、画面上で同じ顔をします。年に1回でいいので、わざと壊して確かめてください。
手順 5
直した本人以外が、もう一度見る
スタッフの方でも、ご家族でも構いません。「この中に言い過ぎだと思う言葉はありますか」とだけ聞きます。
直した人は、直したつもりの記憶で読んでしまいます。書いていない文が見えることさえあります。専門知識のない人のほうが、かえって引っかかりに気づきます。

「No.1」は、禁止されている言葉ではありません

よくある誤解です。No.1という言葉そのものが禁じられているのではなく、その根拠を求められたときに出せるかが問われます。景品表示法では、実際よりも著しく優れていると見せる表示(優良誤認表示)が問題になります(同法第5条第1号)。また、消費者庁は表示の裏づけとなる合理的な根拠を示す資料の提出を求めることができ、出せない場合は不当表示とみなされる扱いがあります(同法第7条第2項。いわゆる不実証広告規制)。

危ないかたち:地域No.1/お客様満足度No.1(それだけ書いてある)
→ 誰が、いつ、どの範囲で調べたのかが無いので、聞かれたときに出せません。
出せるかたち:◯◯調べ(2026年6月/大阪市内の同業◯店を対象とした利用者アンケート、n=◯◯)
出典・時点・範囲の3つがそろっていて、その調査が実際に存在するなら書けます。

逆に言えば、この3つを書けない「No.1」は、消してもほとんど売上に影響しません。読む側は、根拠のないNo.1をもう信用していないからです。消すのが惜しいときは、代わりに「◯年続けています」「◯件おうかがいしました」のように、数えれば出てくる事実に置き換えてください。強さは落ちません。

この道具にできること・できないこと

できること:直したあとに残ってしまう見落としを、5分・スマホだけで見つけること。そして、いつ点検したかがこの端末に残ること。
できないこと:合法・違法の判定。ここに書いてあるのは、引っかかる可能性のある箇所を自分で見つけるための手順であって、行政の判断ではありません。個別の広告についての最終判断は、保健所・都道府県・消費者庁の窓口にご確認ください。
出典:不当景品類及び不当表示防止法 第5条第1号(優良誤認表示)・第7条第2項(合理的な根拠を示す資料の提出/不実証広告規制)/消費者庁 公表資料/e-Gov 法令検索。 業種ごとの決まり(医療広告・あん摩マツサージ指圧師等・柔道整復師の広告)は業種別ガイドにまとめています。

あわせて使うもの

いつ使うか使う道具
書くとき(これから文章をつくる)文章を貼って調べる業種別ガイド(接骨院・整体・エステ・歯科)
店内で共有するとき3問診断+院内チェックシート10項目(印刷可)
直したあと(このページ)5分点検の5手順

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